変な夢を見た。
夢と言っても、最近世間を騒がせている不吉な悪夢ではない。
過去を見る力” が導いた幻視か、それとも…

その気配は、すでに何人かが気づいているようで、レポートを私に届けに来た者がいた。
彼は事件屋を名乗り、エオルゼアの各地を巡りながら様々な事件を解決していると自称している。
私は、自慢話には耳をかさないことにしているのだが、あまりに鬼気迫った表情で、彼の助手が記したというレポートをつきつけてきたので、ざっと目を通した。

が、数分後。



「話にならないね」

私は一刀両断に事件屋を切り捨てた。もちろん、言葉でだ。

「危機感を煽る文章が終始綴られているものの、手がかりになるような記述はほとんどなし。それ以前に、何を解決しようとしているかがさっぱりだ」

そして、おざなりにレポートを投げ返す。

「私に調査をさせたいのなら、もう少し細かい聞き込みをしてくるんだね」



事件屋は何やらわめいていたが、特に気にも止めず、私は店の奥に引っ込んだ。
製作中の眼鏡の完成を急ぎたい気分だったのだ。

だが。
自分が見た夢と重なるレポートの内容と、その中に記されたある人物に関する記述が、私の集中を妨げているような気がして、その日は早めに床につくことにした。

再調査を命じられたナオディブランドゥの行方は →  こちら 続きを読む